自分の姿を見る時のチェックポイント

シンガーソングライター、ボイストレーナーのセリタミツヤです。

前回、鏡を使って、実際に自分が歌っている姿を見てみよう。という話をしました。
今回は、その自分が歌っている姿を見る時に、特に気をつけたいポイントなどをお伝えしていきます。

なんだか心構え的なブログが多い中、ちょっと具体的なお話を。

前回の記事をお読みでない方は、前回分もぜひお読みください！

それでは行ってみましょう！

顔

表情

あなたは、いつもどんな表情で歌っていますか？
笑っていますか？無表情ですか？苦しそうな顔、怒ったような顔。などなどいろいろ印象はあると思いますが、表情は表情でも、表情筋をどれぐらい使っているかを必ずチェックしてほしいです。

顔は、全身の中で一番筋肉が密集している場所です。

小学校や中学校の時の合唱の時間に学校の先生は、『ほら！みんな笑って笑って！』と言いながら、歌うこと促していたはずです。

詳細については、また後日書こうと思いますが、笑いながら歌うことは、かなりメリットがあります(デメリットもありますので、その点はまた後日)。

頬の筋肉が上がることにより、声質が明るくなり、遠くまで声が飛んでいきやすくなるんですね。

唇

唇を固めて歌っているような癖はありませんか？
唇を固めてしまうと、声が硬い音になりやすくなります。

また、言葉が喋れなくなるために、圧倒的に不利な状況となります。
特に高い声を出そうとした時にそういう癖が出てくる方がいらっしゃます。

高い所になると、言葉が明瞭になりにくい人は、こういう癖があるかもしれませんので要チェックです。

目、眉毛

まっすぐご自身の目、もしくは鼻の頭なんかを見るようにして歌いましょう。
そんなに集中して見なくてもいいですからね笑
いろいろなところを見て回ったら、そこに帰ってくるってくらいで大丈夫です。

でも、高い音、跳躍があった時には、目を上に向けたりせずまっすぐに前に、目の前の自分に向かって音が飛んでいくようなイメージで出すと、音が当たりやすくなります。

目を上に向けてしまうと、音を探してしまうような感じになり音が当たりづらくなるんですね。

首、肩、上半身

首

歌う時に、首に強いプレッシャーがかかると縦にボコッと凹んだような感じになります。
この時、喉仏は上に上がりきってしまい、かなり強く喉を締めていることになります。
そうなると、かなりきついし、声質的には、ザラザラして硬い声になっているんじゃないかと思います。

肩

息を吸うたびに肩が上がったりしていませんか？
そんなにいっぱい息を吸わなくても、声は出ますし、ちゃんとワンフレーズ歌えますからね！

そして、高いところを歌おうとすると、肩が上がったり、下がったり、もしくはガチガチに固まったりしていませんか？
肩が硬まると、力が喉にいってしまって喉が硬まる原因になります。

上半身

ブレスをする時に、胸が大袈裟に上に動いたりしていませんか？
静かにスッとお腹に落とすようなイメージでブレスをするとスマートにブレスができますよ＾＾

お腹は腹式呼吸とよく言われますが、お腹に息が入るわけではありません。
横隔膜をグッと下げて、肺に入る呼気量を増やしているんですね。
こちらも大袈裟に膨らまさなくてもいいです。
ただ、そのまま呼吸を逃さないように、歌ってる時もお腹を膨らましたままにしておきましょう。

下半身

足

膝がピンと伸びたような感じになっていませんか？
以前に記事の中でお伝えしていますが、歌はスポーツです。膝は柔らかく、いつでも動けるようにゆるめときましょうね！

足の裏もしっかり意識して、体重が足の裏全体にバランスよくかかるようにしっかり意識しましょうね！(これは、鏡では見えないけど笑)

腰、お尻

腰やお尻が前に飛び出たような感じになっていませんか？

そうなると、力が入りづらく、結局喉で歌わないといけないようになってしまいます。
股関節も膝と同じように、いつでも緩めて動けるようにしておきましょう！

まとめ

今回は、鏡で実際にセルフチェックできるポイントをお伝えしました。

身体を固めたりせずに、楽な状態で歌えるようにしっかり意識しておきましょうね！

自分の姿勢はどうなっているか、第三者の目が必要な方は、ぜひ下記をごらんください！