ストレート?シャッフル?#2〜リズムにまつわるエトセトラ#5〜

シンガーソングライター、ボイストレーナー、作詞、作曲、編曲家のセリタミツヤです。

さて、前回ストレート?シャッフル?という回で、リズム的な違いをお話をしてきましたが、今回は実際の歌で聞いていきましょう。

歌になると、とってもわかりにくく、難しいんですよ^^;

セリタミツヤ』愛称『せりーぬ』
  • シンガーソングライター
  • ボイストレーナー
  • 作詞、作曲、編曲家、DTMer
  • 歌ってみたMIX師
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  • 音楽スクール運営
  • アコギ弾き
  • 今更ながら、ピアノ鬼練中
目次

まずは聴いてみよう

今回、例として、1フレーズ作ってみました。
ストレートとシャッフル聴き比べてみましょう。

テンポ、キーは全く同じです。

ストレート

シャッフル

はい。
違いが分かってもらえましたか?

伴奏で流れているドラム、ピアノを聴いていただくとかなり違いますね。

ストレートは、タカタカ。
シャッフルは、タッカタッカ。

ドラムを聴くと、かなり分かりやすい。

そして、さらに踏み込むと、シャッフルはシャッフルでも、ハーフタイムシャッフル(16th Shuffle)という種類になります。

歌だけで聴いてみよう

というわけで、歌だけで聴いてみましょう。

伴奏は消して、メトロノーム代わりにドラムのハイハットのみを4分音符で流しています。

ストレート

シャッフル

はい。

どうでしょうか?

歌だけになるとめっちゃ分かりづらいっしょ???
特に前半は違いが分かりにくい!
前半で聞き分けができた人は、マジで天才!

一番わかりやすいポイントは『ほらほらみんなも〜』のところです。

ほらほらのリズムは、どちらも16分音符なんですが、ストレートの方は、『ほらほら』の『ほ』と『ら』の長さが均等ですよね。

シャッフルの方をよく聴くと、『ほーらほーら』と歌ってるように聞こえると思います。
ちょっと『ほ』の方が長いのよね。

基本的には混ざることがないストレートとシャッフル

ストレートとシャッフルは、基本的には混ざることがないビートです。

例えば、バンドの中で、ドラムだけはシャッフルで、ピアノはストレート、ギターはシャッフルで、ベースはストレートで弾いている。なんてことは、基本的にはないはず。

だって、全員ビートが違ったらバラバラの演奏になるじゃん!って思うと思います。

そう、どちらかにまとまっている方が、アンサンブル的には、とってもキレイですからね!

ですが、混ざってること、結構あります笑。
それが人間が弾く面白みでもあります。そして、それがそのバンドが持つグルーブと言えるのかもしれません。

そしたら、なんでストレートとシャッフルを分ける必要があるのか。

それは、先述している通り、アンサンブルがまとまるからです。
アンサンブルがまとまっていると、気持ちよく聴かせることができるんですね。

ストレートとシャッフルが混ざっている楽曲はあるにはあるけども、やはり『ん?』『なんか、あれ?』みたいな引っかかるポイントになる場合があります。

分かる人には分かっちゃう。というのが、このビートに関しては、怖いとこ。

実際、混ぜてみよか

さて、それでは聴き比べとして、もう一個。

今度は、歌と伴奏のビートを混ぜてみます。

歌シャッフル+伴奏ストレート

歌ストレート+伴奏シャッフル

いかがでしょう?

歌シャッフル+伴奏ストレートの方は、あまり聴いてて違和感はないと思います。

ただ、歌ストレート+伴奏シャッフルの方は、かなりアンサンブルのズレが出てるのが分かり易いかと思います。

まとめ

今回のトピックは、正解、不正解を言いたいわけではありません。
実際に、ビートが混ざった状態で出ている作品もありますからね。

ただ、アンサンブルとしてまとまっているのか?が問題なわけです。
アンサンブルとしてまとまっている方が、よく聞こえる。
人に気持ちよく聞いてもらえる可能性が高まる。ということです。

知っていて損することではありません。
そして、歌だけを歌っている人は、この違いがなかなか判断がつきにくいし、曲の中でもシャッフルになったり、ストレートになったりしている場合があります。

筆者も例に漏れず、昔バンドをしていた時に、『オリジナルできたけん、聞いてみてー』とバンドメンバーに聞かせたところ、『シャッフルとストレートどっちでやりたいの?』と聞かれることが多々ありました笑

オリジナルを作る時だけでなく、カバーをするときでも、聞こえてきた歌をそのまま歌えばいいものの、自分で勝手に変換してしまって、ストレートの曲をシャッフルで歌ってしまったりしていること、もちろんその逆もあります。

自分が歌っていて、なんかかっこよくない、気持ちよくない。音は合ってんだけどなー。と思っていたとしたら、もしかしたら、このビートの感覚がよくなると、気持ちよく聞こえるかもしれません。

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