シンガーソングライター、ボイストレーナー、作詞、作曲、編曲家のセリタミツヤです。
さて、前回ストレート?シャッフル?という回で、リズム的な違いをお話をしてきましたが、今回は実際の歌で聞いていきましょう。
歌になると、とってもわかりにくく、難しいんですよ^^;
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- 今更ながら、ピアノ鬼練中
まずは聴いてみよう
今回、例として、1フレーズ作ってみました。
ストレートとシャッフル聴き比べてみましょう。
テンポ、キーは全く同じです。
ストレート
シャッフル
はい。
違いが分かってもらえましたか?
伴奏で流れているドラム、ピアノを聴いていただくとかなり違いますね。
ストレートは、タカタカ。
シャッフルは、タッカタッカ。
ドラムを聴くと、かなり分かりやすい。
そして、さらに踏み込むと、シャッフルはシャッフルでも、ハーフタイムシャッフル(16th Shuffle)という種類になります。
歌だけで聴いてみよう
というわけで、歌だけで聴いてみましょう。
伴奏は消して、メトロノーム代わりにドラムのハイハットのみを4分音符で流しています。
ストレート
シャッフル
はい。
どうでしょうか?
歌だけになるとめっちゃ分かりづらいっしょ???
特に前半は違いが分かりにくい!
前半で聞き分けができた人は、マジで天才!
一番わかりやすいポイントは『ほらほらみんなも〜』のところです。
ほらほらのリズムは、どちらも16分音符なんですが、ストレートの方は、『ほらほら』の『ほ』と『ら』の長さが均等ですよね。
シャッフルの方をよく聴くと、『ほーらほーら』と歌ってるように聞こえると思います。
ちょっと『ほ』の方が長いのよね。
基本的には混ざることがないストレートとシャッフル
ストレートとシャッフルは、基本的には混ざることがないビートです。
例えば、バンドの中で、ドラムだけはシャッフルで、ピアノはストレート、ギターはシャッフルで、ベースはストレートで弾いている。なんてことは、基本的にはないはず。
だって、全員ビートが違ったらバラバラの演奏になるじゃん!って思うと思います。
そう、どちらかにまとまっている方が、アンサンブル的には、とってもキレイですからね!
ですが、混ざってること、結構あります笑。
それが人間が弾く面白みでもあります。そして、それがそのバンドが持つグルーブと言えるのかもしれません。
そしたら、なんでストレートとシャッフルを分ける必要があるのか。
それは、先述している通り、アンサンブルがまとまるからです。
アンサンブルがまとまっていると、気持ちよく聴かせることができるんですね。
ストレートとシャッフルが混ざっている楽曲はあるにはあるけども、やはり『ん?』『なんか、あれ?』みたいな引っかかるポイントになる場合があります。
分かる人には分かっちゃう。というのが、このビートに関しては、怖いとこ。
実際、混ぜてみよか
さて、それでは聴き比べとして、もう一個。
今度は、歌と伴奏のビートを混ぜてみます。
歌シャッフル+伴奏ストレート
歌ストレート+伴奏シャッフル
いかがでしょう?
歌シャッフル+伴奏ストレートの方は、あまり聴いてて違和感はないと思います。
ただ、歌ストレート+伴奏シャッフルの方は、かなりアンサンブルのズレが出てるのが分かり易いかと思います。
まとめ
今回のトピックは、正解、不正解を言いたいわけではありません。
実際に、ビートが混ざった状態で出ている作品もありますからね。
ただ、アンサンブルとしてまとまっているのか?が問題なわけです。
アンサンブルとしてまとまっている方が、よく聞こえる。
人に気持ちよく聞いてもらえる可能性が高まる。ということです。
知っていて損することではありません。
そして、歌だけを歌っている人は、この違いがなかなか判断がつきにくいし、曲の中でもシャッフルになったり、ストレートになったりしている場合があります。
筆者も例に漏れず、昔バンドをしていた時に、『オリジナルできたけん、聞いてみてー』とバンドメンバーに聞かせたところ、『シャッフルとストレートどっちでやりたいの?』と聞かれることが多々ありました笑
オリジナルを作る時だけでなく、カバーをするときでも、聞こえてきた歌をそのまま歌えばいいものの、自分で勝手に変換してしまって、ストレートの曲をシャッフルで歌ってしまったりしていること、もちろんその逆もあります。
自分が歌っていて、なんかかっこよくない、気持ちよくない。音は合ってんだけどなー。と思っていたとしたら、もしかしたら、このビートの感覚がよくなると、気持ちよく聞こえるかもしれません。
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