さぁ、前回からリズムに関してのお話をしておりますが、歌に関するリズムということでお話をしていきます。
これまで、かなりの生徒さんを指導させていただきましたが、ほとんどの人が意識できていないリズムに関する要素があります。
それが『休符』です。
要は歌ってない時に何を感じるのか?
バラードなんかを歌っていると、音を伸ばしすぎて、次の音がすぐに来て、息継ぎする間もなくまた歌に入り、変な場所で息継ぎをしてしまう方がたまにいます。
イントロ、間奏など、歌の出番がない時に何を感じるのか?
さぁ、それでは詳しく見ていきましょうか。
リズムのお話、第一回をご覧になられていない方は、こちらも合わせてどうぞ。
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休符を感じているか?
『休符 = 歌わない = 何もしない』と思っている人、とっても多いです。
え?だって休みじゃん!と思ったあなた。要注意!
歌はありませんが、ちゃんと音楽は続いていますし、また歌い出す時が来ますよね???
身体を動かしたり、ビートを身体の中で回し、カウントをとるのです。
レッスンの際にカラオケを用いる時があります。
イントロや間奏の部分で流れている動画を見る人がよくいます。
この状態からは、早く脱却しましょう。
イントロは何小節あるんだろうか?間奏は何小節あるんだろうか?
その時に周りの楽器や流れている音はどんなものがあるんだろうか?
しっかり感じることが必要です。
次の歌い出しまで何小節ありますか?そして、歌い出すのはその小説の何拍目でしょうか?
休符と音があることでリズムが成立する。
音をしっかりと歌ったら、しっかりと止まる。この止まるはただの止まるではなく、歌わないというだけの話です。
適当に音を伸ばしたり、適当に音を切ったりしていると、リズムが明確になり辛いのです。
しっかりビートを感じている人は、適当に伸ばす。適当に切る。ということはしません。
というより、リズムに引っ張られてそうはなれない。というのが適切か?
ナチュラルサイクルを感じよう!
この世のほとんどの楽曲は、偶数小節でできています。
2小節、4小節や8小節、12小節や16小節など。
これがいわゆるナチュラルサイクルです。このナチュラルサイクルが分かり始めたら、音楽人の階段を一つ登ったと思ってもらって大丈夫です。
さぁ、それでは具体的に偶数小節とはどういう感覚か、実際の曲を聴いてもらいましょう。
筆者のオリジナル曲『洗濯物』という楽曲です。
この曲は、ナチュラルサイクルの基本的な楽曲と言っていい楽曲だと思います。
下記の楽譜をご覧ください。
1番のみです。
A. イントロ(黄色の線)→8小節
B. Aメロ①(赤の線)→8小節
C. Aメロ②(青の線)→12小節
D. Bメロ(オレンジの線)→8小節
E. Aメロ(ピンクの線)→6小節
となっています。
著作権の関係で、筆者の楽曲を例に挙げていますが、他の楽曲でも概ね偶数小節が基本。
もちろん、変拍子や1小節分足したりして、驚きや引っ掛かりを加える場合はあります。
このナチュラルサイクルを感じていると、その時にバックの演奏が何をしているかを覚えていなくても、そろそろ歌の出番だなー。とかが把握できるようになってきます。
まとめ
8小節の塊の中に、音符の長さや休符があるのが、楽譜を見ていただくとわかると思います。
色々な楽曲で歌っている人がどんな長さまで伸ばしているのかを確認したり、休符の位置を確認したりして、真似する練習をしてみるととっても有用です!
家でする練習は、歌うよりも聴く方が役に立つ!
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